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MS処理はいらない?Cubaseで使うべき場面とおすすめプラグインを配信経験者が解説
本記事はアフィリエイト広告を含みます。一部コンテンツの作成にAIを活用しています(詳細:編集方針)。

「MS処理って本当に必要?いらないんじゃないか」——
DTMを続けていると、一度はそう思うことがあります。
Spotify・Apple Music・Audiostockに楽曲を配信している筆者も、Cubaseを使い始めた頃は同じ疑問を持っていました。
結論から言うと、MS処理はすべての場面で必要なわけではありません。
ただし「使うべき場面」を知らないまま通り過ぎると、ミックスの仕上がりに明確な差が出る処理でもあります。
この記事では、MS処理が本当にいる場面・いらない場面を整理したうえで、Cubaseでの具体的なやり方とおすすめプラグインを正直に解説します。
「最短で試したい方」はまず下の結論ボックスへどうぞ。
クリックして読める「目次」
【結論】MS処理を試すならこのプラグインから
■ とにかく視覚的にわかりやすく始めたい人 → FabFilter Pro-Q 4(Mid/SideをリアルタイムEQで操作) ■ マスタリングまでトータルでカバーしたい人 → iZotope Ozone 12(AI補助付きでMS処理の全工程を一括) ■ まず無料で試してみたい人 → Voxengo MSED(完全無料・用途を絞ったシンプル設計)
MS処理とは何か?3分で理解する基礎
Mid(M)とSide(S)に分解する仕組み
通常のステレオ音声は「左(L)と右(R)」の2チャンネル。 MS処理はこれを「Mid(L+R)」と「Side(L−R)」に変換して処理します。 ・Mid = センター成分(ボーカル・キック・ベース) ・Side = 左右の広がり成分(リバーブ尾部・ステレオコーラス) この分離が一度できると、「センターだけを触りたい」 「左右の広がりだけ変えたい」という精密操作が可能になります。
なぜ「一歩のプロ感」につながるのか
MS処理がプロ感につながる理由は、Mid/Sideそれぞれに最適な処理を 分けて加えられるからです。LRのまま処理するとセンターと広がりが 同時に動いてしまいますが、MS処理なら「ボーカルだけ前に出す」 「リバーブだけ広げる」という独立操作が実現します。
MS処理で使える5つの処理と聴こえ方の違い
MS処理で使える処理はEQ・コンプ・サチュレーター・ステレオイメージャー・ 空間系(リバーブ等)の5種類があります。それぞれMid(センター)と Side(左右)に独立して適用できるため、LR処理では不可能な 「センターだけ安定・左右だけ広げる」という精密な音作りが実現します。
① コンプレッサー
音量のピークを自動的に下げてダイナミクス(強弱の差)を縮める処理です。
潰した音は密度が上がりミックスの中で埋もれにくくなりますが、やりすぎると強弱の表情が削られ「死んだ音」「息していない音」と表現される状態になります。
MS処理でMidだけ潰してSideは潰さないことで「センターは安定・左右は生き生きと動く」という空間表現ができます。LRのままコンプをかけると、センターもサイドも同時に潰されてしまい空間の生き生きした感じが失われます。
② EQ(イコライザー)
「削る・足す」で帯域成分をコントロールします。
コンプが「音量の波を揃える」のに対し、EQは「不要な帯域を減らし、必要な帯域を増やす」処理です。
MS処理でEQを使うと「Midの低域の濁りだけ削る」「Sideの高域の広がりだけ足す」というLR処理では不可能な精密操作が実現します。
③ サチュレーター / テープシミュ
倍音を付加して「温かみ・アナログ感」を加える処理です。
MidにサチュレーションをかけてSideはクリーンに保つことで、センターに存在感・密度を加えながら、左右の透明な広がりを維持できます。やりすぎるとMidが歪んで不自然になるため、軽くかけるのが基本です。
筆者はSSL Native X-SaturatorをMid専用でインサートする使い方をしています。
【筆者実践Tips:SSL Native X-Saturator × Mid専用設定】
SSL Native X-SaturatorはMid/Sideモードを持つため、
Mid成分だけに絞ってサチュレーションをかけられます。
■ 推奨パラメータ(Mid専用・軽めの設定)
・Drive : 1.5〜5 → 軽く歪ませてセンターの芯を太く
・Harmonics: 2次倍音寄り(温かみ重視)でボーカル/ベースに
3次寄りでスネアのパンチを強調
・Depth : 20〜50% → 倍音量を調整、かけすぎず自然に前に出す
・Shape : -10〜+20 → マイナスで高域を滑らかに・プラスでエッジを追加
・Wet/Dry : 25〜50% → パラレル処理で原音を残して破綻を防ぐ
■ ミックスでの活用例
・ドラムバス:MidのみDrive 3、Depth 30%でパンチを追加しグルーヴを強化
・マスタートラック:Midにうっすらかける場合はBoost +6dBでヘッドルームを確保
・Lo-Fi / アンビエント系:温かみを加えたい場面で有効
■ 注意点
過度なDriveはセンターの濁りを招くため、必ずA/B比較で確認する。
Cubase Pro 15では事前にFrequency 2でMS分割してから
インサートに挿すワークフローがスムーズです。
④ ステレオイメージャー
SideのレベルをM/S軸で直接増減するツールです。
EQやコンプのように帯域・ダイナミクスを操作するのではなく、純粋に「左右の広がり量」だけを変えます。
Sideを上げるとステレオ幅が広がり、下げるとモノラルに近づきセンターが太くなります。ただし上げすぎは位相キャンセルのリスクがあるため、相関メーターの確認が必須です。
⑤ 空間系(リバーブ / ディレイ)
空間系をMS軸で分けてかける高度な使い方です。
Sideだけにリバーブをかけると、定位(ボーカルやキックの前後左右の位置)を崩さずに奥行きを演出できます。
Midにはドライな音を保つことでボーカル・キックが前に出たまま、サウンド全体に自然な広がりと立体感が生まれます。
| 処理の種類 | 何をするか | Mid(センター)への効果 | Side(左右)への効果 |
|---|---|---|---|
| コンプ | 音量の波を揃える | タイト・安定・密度アップ | 広がりを生かしたまま |
| EQ カット | 特定帯域を削る | 低域の濁り除去・すっきり | 不要な広がりを抑制 |
| EQ ブースト | 特定帯域を足す | ボーカル・芯を前に出す | 空気感・ステレオ感アップ |
| サチュレーター | 倍音を付加する | 温かみ・存在感を加える | クリーンな広がりを保持 |
| ステレオイメージャー | 左右幅を増減する | 操作なし(Mid固定) | 広さを直接コントロール |
| 空間系(リバーブ等) | 奥行き・残響を加える | 定位を保持(ドライのまま) | 自然な立体感・奥行き |
LRのまま処理するとすべてが同時に動く。MS処理で分けることで「どこを・どう変えるか」を独立制御できる。
レベル別MS処理の活用シーン
【初級】ボーカルが埋もれる・全体が狭いと感じる
ボーカルが埋もれるのは、Side成分がセンター帯域(2〜5kHz)に被っているケースが多いです。MS対応EQでSideの該当帯域を軽くカットするだけで、ボーカルが前に出てきます。
具体的な手順(Cubase Pro 15 + FabFilter Pro-Q 4)
- マスタートラック or ボーカルバスにFabFilter Pro-Q 4を挿入
- 処理モードを「M/S」に切り替え
- Sideを選択し、2〜5kHzに狭いノッチ(幅Q=3前後)でカット
- Midを選択し、2〜5kHz付近を0.5〜1dBだけブースト
- 聴き比べてやりすぎていないか確認(後述の注意点も参照)
Pro-Q 4をMS処理で活用する場面や他のプラグインとの使い分け
Cubase使いのポイント
Cubase Pro 15のチャンネルストリップEQにはM/S切替機能はありません。
CubaseでMS EQを使うには、インサートスロットに付属プラグイン「Frequency 2」を挿す必要があります。
tetsu7017まずFrequency 2で感覚をつかみ、より精密な処理が必要になった時点でPro-Q 4へ移行するのがコストを抑えるコツです。
【中級】低域が濁る・ステレオ感を自然に広げたい
低域の濁りは、Sideに不要な低音が混入していることが原因の多くです。
Sideに100〜150Hz以下でハイパスフィルターをかけると、低域がモノ成分に整理されてキックとベースがタイトに聴こえます。
ステレオ感の自然な拡張
よくある失敗:StereoEnhancerで全帯域を広げる
→ 位相が崩れてモノ再生で音が消える
MS処理の正解:Sideの1〜3kHzを1〜2dBだけブースト
→ 位相を保ちながらセンターの芯を残したまま広がりが増す
FabFilter Pro-Q 4ではSideのバンドを選択し”Dynamic”モードにすると音が鳴っているときだけ反応し、不自然な常時拡張を防げます。これはPro-Q 4特有の使い方。
【上級】定位を崩さずに奥行きを作る・マスタリングの仕上げ
奥行きを作るには、Midをドライに保ちSideにショートリバーブを 加える方法が効果的です。Midに直接リバーブをかけると ボーカルやキックが奥に引っ込みますが、Side限定なら 前後の距離感だけを演出できます。
マスタリングでのMS処理フロー
- Midの低域(200Hz以下)をコンプでタイトに締める
- → キック・ベースに安定感
- Midの1〜3kHzを微ブースト(0.5dB)
- → ボーカル・ギターの芯を保持
- Sideの高域(8kHz以上)を1〜1.5dBブースト
- → シンバル・アコースティックな広がり
- 相関メーターが常にプラス側を維持しているか確認
おすすめMS処理プラグイン5選(実際に使った視点で選定)
FabFilter Pro-Q 4
メリット
- MS処理の視覚的わかりやすさ
- ダイナミックEQ連携
- スペクトラム比較
デメリット
- 価格が他EQより高め
- 初心者は多機能すぎる可能性
① FabFilter Pro-Q 4|MS処理の「視覚的理解」に最強
これにしかできないこと
リアルタイムで「Mid側のスペクトラム」と「Side側のスペクトラム」を同時に表示しながらEQをかけられるEQは、Pro-Q 4以外にほぼ存在しません。「今Sideの何kHzが出すぎているか」を目で見ながら削れるので、感覚的なMS処理から脱却できます。
実際の使用レポート
筆者はFabFilter Essentials(Pro-Q 3を含むバンドル)からアップグレードし、Pro-Q 4のDynamic M/Sモードを使い始めました。ドラムバスのSide低域処理に使ったところ、それまでコンプで誤魔化していたキック周りのボトムがクリーンに整理された経験が印象的です。
スクロールできます
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格(Plugin Boutique) | $199 USD(2026年6月時点・通常価格) |
| 価格(FabFilter公式) | €169 / $199(2026年6月時点) |
| Pro-Q 1/2/3からのアップグレード | 約$74 USD(海外ショップ一般的価格帯・FabFilter公式はアカウントごとに個別割引) |
| ライセンス | 永続ライセンス・2台まで同時使用可 |
| 対応形式 | VST3 / AU / AAX / CLAP |
| Plugin Boutiqueポイント還元 | 約20ポイント(通常10%還元) |
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② iZotope Ozone 12|マスタリング全工程をMS視点で完結
これにしかできないこと
Ozone 12のMaster AssistantはMix全体を解析し、MS軸で見たときの問題点(低域の膨らみ・Sideの過剰)を自動検出して初期設定を提案します。「何から手をつければいいかわからない」状態をスタート地点として解決できるのはOzoneだけです。
実際の使用レポート
筆者はOzone 11を使用しています。
Cubase Pro 15のマスタートラックにOzone 11を挿し、Master Assistantのサジェストを出発点に手調整する流れが現在のマスタリング標準フローです。
ダイナミクスモジュールのMS設定でMidのピーク管理とSideの広がり維持を同時に実現しています。
Ozone 12ではStem EQ機能がさらに強化されており、次のアップグレード候補として筆者は注目しています。
スクロールできます
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | Standard $219 / Advanced $499(2026年6月時点・公式定価) |
| ライセンス | 永続 or サブスク(Native Instruments統合・NI Accountで管理) |
| 対応形式 | VST3 / AU / AAX |
③ FabFilter Pro-C 3|MS独立コンプで低域を精密コントロール
Pro-Q 4とセットで使うことでEQとコンプの両面からMS処理を完結できます。コンプのサイドチェインフィルターと
MS処理を組み合わせて「低域Midだけ潰す」ができます。Pro-C 3はPro-C 2の後継として現在の最新バージョンです。
価格: $199 USD(Plugin Boutique・2026年6月時点)
※ Pro-C 2からのアップグレードはFabFilter公式で提供
④ Waves H-EQ Hybrid Equalizer|コスパ重視でMS EQを導入したい人へ
Waves Horizonを既に持っている場合、H-EQは追加コストゼロでMS処理が可能です。アナログモデリングの温かみを
Mid/Sideで分けて加えられるのが特徴。
筆者はWaves Horizonを所有しており、H-EQのMS機能はサブのEQとして日常的に使用しています。
※ Waves製品はPlugin Boutiqueよりwaves.comの直販セールの方が
安くなるケースが多いため、価格比較を推奨します。
⑤ Voxengo MSED|まず無料で「MS処理の感覚」をつかむ
完全無料。Mid/SideにEQやコンプをかける前段階として、「Mid信号だけ」「Side信号だけ」をソロで聴けるモニタリング機能が非常に優秀です。「自分のミックスのSideに何が混じっているか」を視覚・聴覚で確認するだけでも多くの問題が見えてきます。
公式サイト: https://www.voxengo.com/product/msed/
(無料ダウンロード・登録不要 最新版 v3.11・2024年12月更新)
やりすぎ注意!MS処理の落とし穴と対策
落とし穴① Sideを広げすぎると位相キャンセルが起きる
Side成分を過剰にブーストすると、モノ再生時にLRの逆相成分が増幅されて音が消えるリスクがあります。
対策は「処理後に相関メーターがプラス側を保っているか確認する」ことと「ブースト量は最大2〜3dBにとどめる」ことです。
落とし穴② Mid低域をカットしすぎるとキックが消える
Midに強いハイパスフィルターをかけすぎると、キックやベースの基音が消えてモノラルでの再生(車のスピーカー・スマートフォン)でスカスカになります。フィルタポイントは80〜120Hzを目安に留め、必ずモノチェックを。
落とし穴③ Frequency 2のMS切替を「習慣化」する
Pro-Q 4を毎回挿さなくても、Cubase付属の「Frequency 2」を使ってざっくりMS確認→問題箇所にPro-Q 4でピンポイント処理、という二段階フローが筆者の効率化ポイントです。
チャンネルストリップEQにはMS機能がないため、Frequency 2のインサートが出発点になります。
モノチェックのやり方——Cubase Pro / Elements 別の手順
モノチェックとは、ミックスをモノラル再生に切り替えて位相キャンセルや音量変化の異常がないかを確認する作業です。
MS処理後は特にSide成分が増えているため、モノ再生で音が消えていないかの確認が重要になります。
【方法①】Cubase Pro:Control Roomを使う(プラグイン不要)
- メニュー「スタジオ」→「オーディオコネクション」→「Control Room」タブを開く
- Control Roomをオンにし、モニターを追加してオーディオIFのL/Rを割り当てる
- メニュー「スタジオ」→「Control Room」を開きダウンミックスプリセットを「Mono」に切り替える
- Mono/Stereoを切り替えながら再生してチェック
→ 外部プラグイン不要で即モノチェックが可能
【方法②】全グレード共通:Stereo Enhancerを使う
- Stereo Out(マスターバス)のインサートにCubase付属「Stereo Enhancer」を挿す
- WidthパラメーターをゼロにするとモノラルになるためON/OFFで即切替可能
Cubase Elements / ArtistなどControl Roomが使えないグレードでも使える方法
→ 作業中にこまめにON/OFFして確認するのが定番フロー
モノチェックで確認するポイント
- □ キックやベースが極端に細くなったり消えていないか
→ 消える場合:MidのHPFを80〜120Hz以下に設定し直す - □ ボーカル・スネアなどセンター成分のバランスが崩れていないか
- □ 全体の音量が急に下がったり、こもっていないか
→ 改善しない場合:逆相が疑わしいトラックの「位相反転(Ø)」を切り替えて太くなる側を採用する
モノで聴いて崩れなければ、ステレオ再生でも安定したミックスになっています。
落とし穴を確認したうえで試したい方はこちら
MS処理を独学で続けるか、スクールで学ぶか
この記事で紹介した手順を試しても「なぜこの設定が正解か」が 感覚としてつかめない——そう感じたら、独学の限界かもしれません。 MS処理はミックスの中でも「耳の訓練」が求められる分野で、 正しいフィードバックなしに続けると間違った癖がつくこともあります。 ミックス・マスタリングを体系的に学ぶなら、 オンラインのDTMスクールという選択肢があります。
まとめ|レベルに合ったMS処理ツールを選ぼう
3択まとめ
✅ 初心者〜中級者 → FabFilter Pro-Q 4
・目で見ながらMid/Sideを個別EQ
・これにしかできないリアルタイムMS可視化
・価格 $199(Plugin Boutique・2026年6月時点)
✅ マスタリングまで一気に解決 → iZotope Ozone 12
・AI補助でMS処理の初期設定を自動提案
・ダイナミクス・EQ・マキシマイザーをMS軸で統合
・価格 $219〜(公式サイト・2026年6月時点)
✅ まず無料で感覚をつかむ → Voxengo MSED(無料)
・Side信号のモニタリングだけで問題箇所を発見できる
・登録不要・商用可
公式サイト: https://www.voxengo.com/product/msed/
よくある質問(FAQ)
MS処理はモノラル音源にも使えますか?
MS処理はステレオ音源専用です。モノラルトラック(ボーカル・DI
ギター等)に対してMS処理を行うと、Sideに信号がほぼ存在しないため
効果がほとんど出ません。モノラルトラックはLRのパンニングや
センドリバーブで空間を作るのが一般的なアプローチです。
FabFilter Pro-Q 3とPro-Q 4の違いは何ですか?
最大の違いは「CLAP形式への対応」と「インターフェースの刷新」です。
MS処理の機能自体はPro-Q 3からも利用できます。Pro-Q 3から
Pro-Q 4へのアップグレード価格はFabFilter公式サイトで提供されており、
既存ユーザーはお得に移行可能です(2026年6月時点、詳細は公式確認を)。
CubaseでMS処理のEQはどうやって使いますか?
Cubase Pro 15のチャンネルストリップEQにはM/S機能はありません。
CubaseでMS EQを行うには、インサートスロットに付属プラグイン
「Frequency 2」を挿します。各バンド左上の「ST」ボタンをクリックして
「Mid」または「Side」を選択すると、そのバンドだけをMid/Side個別に
EQできます。バンドごとに設定を変えられるため、
低域はMid・高域はSideといった組み合わせが可能です。
慣れてきたらFabFilter Pro-Q 4へ移行するとより精密な処理ができます。
MS処理でステレオ幅を広げる場合、どのくらいが適切ですか?
Side成分のブースト目安は1〜2dBが安全範囲です。3dBを超えると
位相の問題が起きやすくなります。処理後は必ず相関メーターを確認し、
プラス側(+0.5以上)を保っているかチェックしてください。
コンプレッサーで「潰す」とどんな聴こえ方になりますか?
音量の大きいピークが抑えられ、全体の密度が上がります。
ボーカルで言えば「囁き声も叫び声も同じくらいよく聞こえる」状態に
近づきます。ただしやりすぎると強弱の表情が失われ「ノッペリした音」
「死んだ音」になります。MS処理の文脈では、Midだけ潰してSideを
潰さないことで「センターは安定・左右は生き生きと動く」という
空間表現が可能になります。
Cubaseでモノチェックはどうやってやりますか?
Cubase Proの場合、Control Roomを使うのが最もシンプルです。
「スタジオ」→「Control Room」を開き、ダウンミックスプリセットを
「Mono」に切り替えるだけで外部プラグイン不要でモノチェックできます。
Cubase Elements / Artistなど全グレード共通の方法は、
Stereo Out(マスターバス)のインサートにCubase付属の
「Stereo Enhancer」を挿し、Widthをゼロにするとモノラルになります。
ON/OFFで即切替できるため、作業中にこまめに確認するのに便利です。
出典リスト
本記事で参照した一次情報源:
- FabFilter Pro-Q 4 公式製品ページ
- FabFilter Pro-C 3 公式製品ページ
- iZotope Ozone 12 Standard(Native Instruments公式)
- iZotope Ozone 12 Advanced(Native Instruments公式)
- Voxengo MSED 公式ダウンロードページ
- Plugin Boutique – FabFilter Pro-Q 4 ページ
- Plugin Boutique – FabFilter Pro-Q 4 アップグレード(Pro-Q 1/2/3→4)
- Cubase Pro 機能紹介(Steinberg公式)
※ 掲載価格はすべて2026年6月時点の各公式サイト・Plugin Boutique調査値(定価ベース・セール除く)。 為替・セール等により変動します。購入前に必ず最新価格をご確認ください。
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