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【ACE Studio 2.0 検証】ボツMIDIを3秒で救済する「AI楽器」の実力
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この投稿の対象者
- ストックミュージックの審査になかなか通らず悩んでいる人
- ソロ楽器(バイオリン等)の打ち込みに何時間もかかっている人
- 「鼻歌」だけで作曲してみたい初心者・インスト作家
この投稿を読むメリット
- 没になったMIDIデータを再利用し、ストック収入につなげる具体的な手順がわかる
- キースイッチ調整不要!「AI楽器」を使った時短ワークフローを習得できる
- Cubaseユーザー視点での正直な検証結果を知り、導入すべきか即判断できる
筆者の検証では、数時間かかっていたストリングスの調整が「ドラッグ&ドロップの3秒」で完了しました。没になりかけた曲を救済し、ストック収入を増やすための具体的な活用術を解説します。
「HDDの奥底に、ボツになったプロジェクトファイルが眠っていませんか?」
DTMをやっていると、メロディは悪くないのに、音源の打ち込みが甘かったり、アレンジがチープで「ストックサービスの審査に落ちた」「SoundOnで配信したけど再生されない」という曲がどうしても出てきます。
筆者もその一人です。特にソロバイオリンやチェロの打ち込みは、キースイッチやCC(コントロールチェンジ)の調整に数時間かけても、「なんとなく嘘くさい」仕上がりになりがちで頭を抱えていました。
そんな中、「歌声合成ソフト」として有名なACE Studioが、バージョン2.0で「AI楽器(AI Instruments)」を搭載したと聞き、試してみました。
最初に結論
ACE Studioは「時間を買う」ための最強ツールです。
今回は、Cubase Pro 13を使って、過去にボツになった箏(こと)曲のMIDIデータを、ACE Studioで「AIバイオリン」に差し替えたらどう化けるのか?を正直にレビューします。
クリックして読める「目次」
そもそも「ACE Studio」とは?ボカロじゃないの?

多くの人は「ACE Studio = Synthesizer VのようなAIボーカルソフト」という認識だと思います。間違ってはいませんが、2.0からは「AI音楽制作ワークステーション」へと進化しました。
最大の特徴は、「MIDIを読み込むだけで、プロ奏者のニュアンス(揺らぎ、強弱、ボウイング)をAIが自動生成する」点です。
🇨🇳 海外製だけど大丈夫?安全性について
導入前に一番気になったのが「どこの国のソフト?」という点です。
- 開発元: Timedomain社(中国)
- 日本代理店: 株式会社ディリゲント(Dirigent)
中国は現在、AI音声合成技術において世界トップクラスです(Synthesizer Vも中国発の技術です)。その最先端技術が使われています。 また、日本の正規代理店(ディリゲント社)がついているのが安心材料です。ディリゲントは、FabFilterやBitwig Studioなども扱っている老舗代理店なので、日本語でのサポート体制もしっかりしています。
【Q. クラウド型だけどセキュリティは?】
音声生成はクラウドサーバーで行われますが、利用規約でユーザーの権利保護は明記されています。
【検証】ボツになった「朧月夜」のMIDIを救済する
今回は、以前ストックミュージック向けに作ろうとしてボツになった童謡「朧月夜(おぼろづきよ)」のプロジェクトを使用します。
【検証環境】
- PC: Galleria (Windows 11) / MacBook Air M4
- DAW: Cubase Pro 13
手順1:ACE Bridge 2 プラグインを立ち上げる
Cubaseのインストゥルメントトラックに「ACE Bridge 2」を立ち上げます。 すると、ACE Studioのアプリケーションが連動して起動します。
プラグイン画面中央の「+」をクリックし、「Solo Violin(AI)」を選択します。これでACE Studio側にバイオリンのトラックが自動生成されます。
手順2:CubaseのMIDIをドラッグ&ドロップ
ここが最大の時短ポイントです。 Cubaseのプロジェクト画面にある「箏(こと)のメロディMIDI」をつまんで、そのままACE Studioのウインドウへドラッグ&ドロップします。
MIDIエクスポートなどの面倒な手順は不要です。DAWとシームレスに連携できるのがBridgeの強みです。
手順3:再生ボタンを押すだけ
驚くべきはここからです。キースイッチの指定も、エクスプレッション(CC11)の手書きも一切していません。 ただ再生しただけです。
【実際の音声を聴き比べてください】
- Before(箏の単音): ポロン、ポロン…(ただのMIDI)
- After(AIバイオリン): 弓が弦を擦る「カサッ」というノイズ、音の立ち上がりの微妙なズレ、そして感情的なビブラートが勝手に付加されました。
正直、Kompleteの高級音源でこれと同じ表現をしようと思ったら、私は1時間は調整にかかります。それが「ドラッグ&ドロップの3秒」で終わってしまいました。
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「便利そうだけど、自分に必要かな?」と迷っている方のために、簡単な診断ツールを作りました。今のあなたの制作スタイルに合わせてチェックしてみてください。
ACE Studio 導入診断
Q1. ソロ楽器(バイオリン等)の打ち込みに自信がありますか?
クリエーターが導入すべき3つの理由
ストックミュージックやBGM制作をしている人にとって、ACE Studioは強力な武器になります。
- 「ソロ楽器」の時短効果がエグい: 一番目立つ「主旋律」をAIに任せることで、制作時間を大幅短縮。
- 「歌モノ」も同時に作れる: SoundOn配信向けに、インストだけでなく歌モノも量産可能。
- コスパが良い: 制作時間を大幅に短縮できるため、浮いた時間を他の制作に充てれば元はすぐに取れます。
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まとめ:ACE Studioは「時間を買う」ツール
「AIに演奏させるなんて…」と抵抗がある方もいるかもしれません。 しかし、私たち個人クリエイターにとって、時間は最も貴重なリソースです。
- 面倒なソロ打ち込みはAIに任せる
- 空いた時間でクリエイティブな作曲に集中する
この使い分けができる人にとって、ACE Studio 2.0は最強の相棒になるはずです。
まずは無料版で、あなたのHDDに眠っている「ボツMIDI」を読み込ませてみてください。その生々しさに、きっと驚くはずです。
出典・参考リスト
- ACE Studio Official Website. https://acestudio.ai/
- Dirigent (株式会社ディリゲント). “ACE Studio 製品情報”. https://dirigent.jp/ace-studio
- “Cubase Pro 13”. https://www.steinberg.net/cubase/
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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