Addictive Drums 2 おすすめはCustom XL一択!設計者が6つのADpakを本気で選んだ結果

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tetsu7017
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Addictive Drums 2(以下AD2)を買いたいけど、ADpakが23種類もあってどれを選べばいいかわからない。

Custom・Custom XL・Custom XXL、どのパッケージにすべき?

そんなあなたのために、IT機器メーカーで設計エンジニアをしている筆者が、実際にCustom XLを購入して6つのADpakを本気で選んだプロセスと結果をすべて公開します。

この記事を読めば、あなたに最適なADpakの組み合わせが見つかります。


クリックして読める「目次」

【結論】AD2はCustom XLが最もコスパが良い

先に結論

AD2を買うなら、Custom XL(6ADpak選択)がベスト。

・Custom(3つ)だとジャンルの幅が狭い ・Custom XXL(9つ)は持て余す人が多い ・Custom XL(6つ)なら、メインジャンル+サブジャンル+実験用をバランスよくカバーできる

セール時なら¥17,000〜25,000円で買えます。1ADpakあたり約¥3,000〜4,000円。

もちろん「3つで十分」「全部欲しい」という方もいるので、この記事で自分に合うパッケージを見つけてください。

あなたに合うADpakは?30秒診断

「ADpak23種類を全部調べる時間がない」という方のために、30秒で最適なADpakがわかる診断を用意しました。

STEP 1/3

あなたにおすすめのセット

診断結果:

診断結果に納得できたら、そのまま購入してOKです。「もう少し詳しく知りたい」方は、このまま読み進めてください。


Custom / Custom XL / Custom XXL 比較表

AD2には3つのパッケージがあります。

スクロールできます
CustomCustom XL ★おすすめCustom XXL
選べるADpak数3つ6つ9つ
定価¥28,600¥53,400¥82,100
BFセール時¥12,900¥25,700¥39,600
通常セール時¥17,000〜20,000¥32,000〜37,000¥49,000〜57,000
1ADpakあたり単価
(BF時)
¥4,300¥4,283¥4,400
こんな人向けジャンルが1つに決まっている複数ジャンルを作る・
長く使いたい
プロ・全ジャンルカバー
サウンドハウス
PluginBoutique
サウンドハウス
PluginBoutique
サウンドハウス
PluginBoutique
Q1/2: 作る音楽のジャンルはいくつ?
Q2/2: 予算のイメージは?
1ジャンル集中のあなたへ
おすすめパッケージ
Custom (3ADpak)
セール目安: ¥12,900〜
こんな人向け
作るジャンルが決まっていて、まずAD2を試したい方。
⚠️ 注意点
後からADpakを単品追加すると割高になります。
バランス重視のあなたへ
おすすめパッケージ
Custom XL (6ADpak) ★筆者イチ推し
セール目安: ¥25,700〜
こんな人向け
複数ジャンルを作る・長く使いたい方。
💡 ポイント
メイン+サブ+特殊用途をバランスよくカバーできる最適解です。
全部カバーしたいあなたへ
おすすめパッケージ
Custom XXL (9ADpak)
セール目安: ¥39,600〜
こんな人向け
プロ・セミプロで幅広いジャンルを網羅したい方。
💡 ポイント
ADpak選びに迷う時間がもったいない人向けの全部入りです。
購入リンクはこちら

なぜCustom XLがベストなのか

Customの3つだと「あと1つ欲しい」が必ず来ます。

ADpakは単品で追加購入(¥6,600〜)できますが、パッケージで買うより割高です。最初からCustom XLにしておけば、追加購入の必要がありません。

一方、Custom XXLの9つは正直多い。23種類のうち9つも選ぶと、使用頻度の低いADpakが出てきます。

Custom XLの6つなら: ・メインジャンル用に2〜3種 ・サブジャンル・引き出し拡張に2〜3種 ・特殊用途(ブラシ、電子ドラム等)に1種

これがちょうどいいバランスです。


筆者が選んだ6つのADpak+全23種スクショ公開

ここからが本記事の核心です。筆者がCustom XLで実際に選んだ6つのADpakを、選定理由とともに紹介します。

筆者の選んだ6ADpak一覧

ADpakジャンル選んだ理由
Vintage Dryシティポップ/ファンク/ソウル人気No.1。ドライでタイトな70sサウンドはシティポップ制作に必須
Funkファンク/フュージョン/R&BPearl Referenceのキレのある音。
ファンク系グルーヴに
Blue Oyster60-70sクラシックロックLudwig Blue Oysterの26インチキック。
太さが欲しい時に(ボンゾ風)
Modern Jazz Sticksモダンジャズ/フュージョンPremier Gen-Xのクリスピーな音。
ジャズ〜フュージョン
Modern Jazz Brushesジャズ/バラード同Gen-Xのブラシ音源。
しなやかなブラシワーク
Reel Machines80sエレクトロ/EDMTR-808/909/LinnDrumをアナログテープ経由でサンプリング

なぜこの6つなのか

筆者はシティポップとジャズを中心に制作しています。この組み合わせの狙いは:

  • Vintage Dry + Funk → シティポップ/ファンク/ソウルの核。この2つで制作の70%をカバー
  • Modern Jazz Sticks + Brushes → ジャズのペア。スティックとブラシを曲中で切り替えられる
  • Blue Oyster → ロック系の引き出し。太いキックが欲しい時の切り札
  • Reel Machines → 電子ドラム枠。808/909が使えると制作の幅が一気に広がる

ポイントは「Jazz SticksとBrushesをペアで入れた」こと。ジャズをやるなら両方必要です。「6つしか選べないのにジャズだけで2枠使うのか?」と思うかもしれませんが、ブラシ音源はBrushes ADpakでしか手に入りません。ここは妥協すべきではないです。

ADpak実機スクショ

実際のAD2画面から各ADpakのプリセット一覧をお見せします。

▼ Vintage Dry — 人気No.1のドライサウンド

Vintage Dry

Puncho Rosso、Buttrey Dry、Fat and Dryなど、名前からして「ドライ」を追求したプリセットが並びます。どれもそのまま使えるクオリティ。

▼ Funk — キレのあるファンクドラム

Funk

Big Funk、Chicken Bone、Mr Funkerなど、遊び心のある名前のプリセットたち。Round And Juicyは名前の通り太くてジューシーな音。

▼ Blue Oyster — 26インチキックの迫力

Blue Oyster Ludwig

Led Big、Dirty Thunder Lowなど、パワフルなプリセットが特徴。Papas And Mamasはちょっとレトロな雰囲気で使い勝手が良い。

▼ Modern Jazz Brushes — しなやかなブラシワーク

Jazz brush

30th Street(コロンビアスタジオの名前)やMiles(もちろんマイルス)など、ジャズファンなら思わずニヤリとするプリセット名。

▼ Modern Jazz Sticks — クリスピーなジャズドラム

Jazz stick


Brushesと同じPremier Gen-Xキットのスティック版。ブラシでは出せないシンバルのキラキラ感やスネアのリムショットが活きてきます。ジャズだけでなくフュージョンや軽めのポップスにも対応できる守備範囲の広さが魅力。

▼ Reel Machines — テープ経由の808/909

Electric drum

Tape 808 Processed/Dry/Wet、Tape 909、LinnDrum、DMX、Simmons SDS-Vと、ドラムマシン界のレジェンドが勢揃い。

公式ワークスルー動画

各ADpakの音を実際に聴きたい方は、XLN Audio公式の全ADpakワークスルー動画をチェックしてください。

筆者の音声サンプルも今後追加予定です。同じMIDIパターンで6ADpakを鳴らし比べる形で公開しますので、お楽しみに。

全23種ADpakジャンル別マップ

「筆者の6つ以外にはどんなADpakがあるの?」という方のために、全23種をジャンル別に整理しました。

★ = 筆者所有

ADpak向いているジャンル音の印象
Studio Popポップス全般/J-POP明るい・タイト・モダン。迷ったらこれ
Studio Rockロック/ポップロックパンチ強め・派手
United PopモダンJ-POP/アニソン/K-POPクリーン・明るい。今のJ-POPに最適
Vintage Dry ★シティポップ/ファンク/ソウルドライ・タイト・ダーク。人気No.1

ADpak向いているジャンル音の印象
Fairfax Vol.1ロック/グランジ太い・ラウド・ルーム感
Fairfax Vol.2ポップロックダーク・ウォーム
United Heavyハードロック/メタル寄り重い・分厚い
Metalスラッシュ〜モダンメタル速くて攻撃的
Modern Heavyメタルコア/モダンメタル超タイト・ラウド・高解像度

ADpak向いているジャンル音の印象
Blue Oyster ★60-70sクラシックロック太い・ルーズ・共鳴豊か
Black Oyster60sポップ/モータウン軽快・ヴィンテージ
Retroplexグラムロック明るく派手・70s感
Vintage Deadローファイ/インディー超ドライ・デッド。Vulfpeck/星野源系

ADpak向いているジャンル音の印象
Funk ★ファンク/ジャズファンクタイト・キレ良し
Modern Soul and R&BR&B/ネオソウルクリーン・スムース・ダーク寄り
Modern Jazz Sticks ★モダンジャズ/フュージョンクリスピー・レンジ広い
Modern Jazz Brushes ★ジャズ/ボーカルジャズソフト・しなやか
Studio Progプログレ/フュージョン明瞭・ハイファイ・タイト

ADpak向いているジャンル音の印象
Reel Machines ★80sポップ/EDMアナログテープ経由の808/909/LinnDrum
Session Percussionラテン/ワールドコンガ/ティンバレス。ウォーム
Boutique Malletsシネマ/アンビエント有機的・ダーク
Indieインディーロック/オルタナアナログテープ録音・ウォーム

ジャンル別おすすめ組み合わせ(Custom XL用)

スクロールできます
ジャンルおすすめ6ADpak
J-POP/アニソンUnited Pop + Studio Pop + Vintage Dry + Studio Rock + Fairfax Vol.1 + Reel Machines
ロック/メタルStudio Rock + Fairfax Vol.1 + Modern Heavy + Metal + United Heavy + Blue Oyster
シティポップ/ファンクVintage Dry + Vintage Dead + Funk + Modern Soul and R&B + Blue Oyster + Reel Machines
ジャズ/フュージョンModern Jazz Sticks + Modern Jazz Brushes + Funk + Vintage Dry + Studio Prog + Blue Oyster

【v2.5対応】AD2は今でも進化している

「AD2ってもう古い?」と思っている方、それは間違いです。

最新バージョンはv2.9.0(2026年1月14日更新)。v2.5で追加された主要機能は今も最前線で使えます。この記事で最新の進化ポイントをお伝えします。

Boostモード(コンプレッサー)

v2.5で追加されたドラム専用マルチバンドコンプレッサー。1176の全押し(All-buttons mode)に近いアグレッシブな質感を、ドラムに最適化した形で実現しています。

通常のコンプと違い、破綻しにくいのが特徴。キックやスネアに一発かけるだけで「プロっぽいパンチ」が出ます。

Trig Gate(トリガーゲート)

内部MIDIノートでトリガーするゲートエフェクト。スレッショルド調整が不要で、ゴーストノートにも正確に追従します。

タムロールや細かいハイハットワークで「音のキレ」を出したい時に便利です。

EQのリアルタイムスペクトラム表示

EQ画面にリアルタイムのスペクトラム表示が追加されました。音質アルゴリズム自体は変わっていませんが、「どの帯域をいじっているか」が視覚的にわかるようになったのは大きい。

General MIDIマッピング対応

MIDIマップ画面から「General MIDI」プリセットが選択可能に。他のドラム音源からMIDIデータを移植する際の手間が激減しました。

AD3は出ない(だから安心して買える)

XLN Audioからは、AD3のアナウンスは一切ありません。2025〜2026年に新ADpakの追加もなし。つまり、今買っても「新バージョンが出て型落ちになる」心配は不要です。

Apple Siliconにもネイティブ対応済み(M1〜M4)。対応DAWはCubase、Logic Pro、Ableton Live、Pro Tools、FL Studio、Studio Oneなど主要DAWすべてをカバーしています。


AD2の悪い評判・口コミの真実

AD2について検索すると、ネガティブな意見も目にします。購入前に不安になるのは当然です。ここでは、よくある5つの不満に設計者の視点から正直にお答えします。

「AD2の音だとバレる」は本当?

結論

プリセットそのまま使えばバレる。エフェクトOFF+自分でミックスすれば消える。

「AD2感」の正体は、内蔵エフェクト(特にリバーブとコンプ)のデフォルト設定です。プリセットはデモ用に派手めに味付けされています。

対処法は簡単:内蔵エフェクトをすべてOFFにして、パラアウトでDAW側のエフェクトを使う。これでAD2固有の色は消え、素の高品質なサンプルだけが残ります。Cubaseユーザーなら、パラアウトのテンプレートを作っておけば毎回の設定は不要です。

「生ドラムっぽさが足りない」について

結論

用途が違う。リアル追求ならSD3、制作効率ならAD2。

AD2は「録音スタジオのドラムをリアルに再現する」ではなく、「曲作りの中でサクッといい音のドラムを鳴らす」ためのツールです。

Superior Drummer 3(SD3)は230GBの巨大ライブラリでリアリティ最高峰ですが、RAM16GB以上推奨でCPU負荷も重い。AD2はCustom XLでも数GBで済み、MacBook Airでも余裕で動きます。

「デモ/プリプロはAD2、本番ミックスはSD3」という併用パターンも実務では一般的です。

「ADpak選びがわかりにくい」問題

結論

だからこの記事の診断ツールとADpak一覧を活用してください。

全23種類から最適なADpakを選ぶのは確かに難しい。特に、名前だけでは音のイメージがつかめないADpakが多いです(Fairfax Vol.1とVol.2の違いなど)。

この記事の「30秒診断」と「全ADpakジャンル別マップ」で、迷わず選べるようにしています。

「セールが多すぎて買い時がわからない」

結論

最安はブラックフライデー(50〜55%OFF)。今すぐ欲しいならPlugin Boutiqueの30〜40%OFFセール。

時期割引率おすすめ度
ブラックフライデー(11〜12月)50〜55%OFF★★★ 年間最安
春・夏セール30〜40%OFF★★☆ 十分安い
Plugin Boutique周年セール40%OFF+無料ギフト★★☆ おまけが嬉しい
定価購入なし★☆☆ 避けるべき

Plugin Boutiqueで買うと、月替わりの無料ギフトプラグインがもらえます。セール価格+おまけで実質最安になることも。

国内ポイントを重視するなら、楽天やYahoo!ショッピングのポイント還元時(実質10〜20%引き)も選択肢です。

「パラアウトの設定が面倒」

結論

テンプレート化すれば初回だけの手間。

AD2のパラアウト(キック・スネア・ハイハット等を個別トラックに出力)は、DAW側で受けトラックを作る必要があります。確かに最初は面倒です。

ただし、一度テンプレートを作ればプロジェクトごとにコピーするだけ。Cubaseならプロジェクトテンプレートに保存しておけば、新規プロジェクトで即使えます。


AD2と合わせて使いたいプラグイン&サービス

AD2の実力を最大限引き出すために、合わせて導入を検討したいプラグイン・サービスを紹介します。

Plugin Boutiqueの無料ギフト(毎月更新)

Plugin BoutiqueでAD2を購入すると、その月の無料ギフトプラグインが自動で付いてきます。EQ・コンプ・リバーブなど、月によって内容は変わりますが、実用的なプラグインが多いです。

SD3との併用でカバー範囲を最大化

AD2とSuperior Drummer 3は競合ではなく補完関係にあります。

AD2 Custom XLSD3
用途デモ/プリプロ/制作効率重視本番ミックス/リアリティ追求
得意ジャンルポップス/シティポップ/ジャズバンド録音/劇伴/メタル
CPU負荷◎ 超軽い△ 重い

予算に余裕があれば、AD2でサクッと曲を仕上げて、ここぞという曲だけSD3で差し替えるワークフローが最強です。

EZdrummer 3は「作曲支援ツール」として別枠

Toontrack EZdrummer 3はAD2と方向性が異なり、作曲支援(Bandmate機能・Tap2Find)に特化したドラム音源です。

「ドラムパターンを自分で作るのが苦手」な方はEZD3、「自分でパターンを組みたい・音作りにこだわりたい」方はAD2が向いています。

TOONTRACK トゥーントラック
¥22,518 (2026/02/27 12:23時点 | Amazon調べ)

設計者の視点:なぜAD2の音はCPU負荷が軽いのに良いのか

ここからは設計エンジニアとしてのマニアックな話です。興味のない方は飛ばしてOK。ただ、「AD2って安かろう悪かろうでしょ?」と思っている方には、ぜひ読んでほしい内容です。

「軽い=音が悪い」という誤解を解く

SD3が230GB、AD2が数GB。この差を見て「AD2は音質で妥協している」と考えるのは自然です。でも、それは違います。

SD3は1つのスネアに対してベロシティレイヤー×ラウンドロビン×マイクポジションで数千のサンプルを収録します。ppからffまでの打撃の微差、同じ強さでも毎回微妙に異なる響き、Close/OH/Room各マイクの信号——これらをすべて「録音物として」保持するから230GBになる。いわば「素材の物量」で品質を担保する設計です。

AD2のアプローチは異なります。十分なベロシティレイヤーとラウンドロビンは確保した上で、内蔵の信号処理(EQ/コンプ/サチュレーション/リバーブ)で音を仕上げる。少ない素材でも、処理の質が高ければ「完成した音」が出力できる。「素材+処理」の合わせ技で品質を担保する設計です。

これは音響設計における「サンプリング精度 vs 信号処理」のトレードオフであり、優劣の問題ではありません。ただし、結果としてAD2はSSD容量もRAMもCPUも少なくて済む。MacBook Airでも余裕で動く。この「軽さ」は、制作のテンポを落とさないという意味で、音質以上に価値があると筆者は考えています。

Boostモードの中身を覗いてみる

v2.5で追加されたBoostモードは、見た目はワンノブのシンプルなコンプですが、中身はドラム専用に設計されたマルチバンドコンプレッサーです。

通常のコンプレッサーをドラムバスにかけると、キックのアタックの瞬間にシンバルの音量まで引きずられて潰れます。これが「ポンピング」と呼ばれる現象で、ドラムミックスの定番の悩みです。

Boostモードは帯域を分割して処理するため、キックの低域を太くしてもシンバルの高域が潰れない。1176の全押し(All-buttons mode)のようなアグレッシブな質感を出しつつ、破綻しにくい。筆者がAD2で一番「設計がうまい」と感じたポイントです。

実際の使い方としては、AD2内蔵ミキサーのマスターにBoostを軽くかけるだけで、プリセットの音がグッと前に出てきます。パラアウトする場合は個別トラックごとにかけるより、AD2内部でまとめてかけるほうが自然です。

筆者の制作ワークフロー:Cubase × AD2パラアウト設定

「パラアウトが面倒」という口コミへの回答も兼ねて、筆者がCubaseで実際に使っているAD2の設定手順を紹介します。一度テンプレート化すれば、毎回の作業はゼロです。

Step 1: AD2をインストゥルメントトラックで読み込む

Cubaseで「インストゥルメントトラック」を追加し、AD2を選択。この時点ではステレオ1本の出力です。

Step 2: AD2側でパラアウトを有効にする

AD2の内蔵ミキサー画面で、各パーツ(Kick, Snare, HiHat, Tom1〜3, OH, Room)の出力先を設定します。デフォルトは全パーツがメインアウトにまとまっていますが、ここで個別出力に切り替えます。

Step 3: Cubase側で出力バスを有効化する

VST Instrumentsウィンドウ(F11)でAD2の出力を展開し、必要なパラアウトチャンネルを有効化。各チャンネルがCubaseのミキサーに個別トラックとして表示されます。

Step 4: 各トラックにDAW側のエフェクトを挿す

ここからがパラアウトの本領。キックにはDAW側のEQとコンプ、スネアにはサチュレーション、OHにはリバーブ——といったように、パーツごとに自分の好きなプラグインで作り込めます。

Step 5: プロジェクトテンプレートとして保存

ファイル → 「テンプレートとして保存」。次回から新規プロジェクトを作る時にこのテンプレートを選ぶだけで、AD2のパラアウト設定が丸ごと再現されます。

この5ステップを最初の1回だけやれば、あとはテンプレートを呼び出すだけ。 「パラアウトが面倒」は初回だけの話です。

ちなみに筆者は、AD2内蔵エフェクトはEQとBoostだけ軽くかけて、コンプとリバーブはCubase側のプラグインで処理しています。AD2の内蔵エフェクトも品質は十分ですが、パラアウトしておくと後からバランスを変えたい時の自由度が段違いです。

パラアウトの「ハイブリッド設計」が実は強い

AD2のパラアウトは、SD3のようにClose/OH/Room各マイクを個別に出すことはできません。その代わり、AD2の内蔵ミキサーで「おおまかな音」を作り → パラアウトでDAW側のプラグインで仕上げるという2段階の設計になっています。

この「ハイブリッド方式」は、プロのレコーディング現場でいう「モニターミックス→本ミックス」と同じ発想です。演奏者が演奏しやすいようにザックリとバランスを取ったモニターミックスがあり、後からエンジニアが本番のミックスを作る。AD2では、内蔵ミキサーが「モニターミックス」、DAW側が「本ミックス」に相当します。

SD3のようにマイク1本単位の制御はできませんが、制作のスピード感を殺さずに、後工程の自由度も確保している。この設計バランスが、AD2が「制作効率のツール」として支持される理由です。


「独学では難しい…」と感じたら

AD2を買ったはいいものの、「ドラムパターンの打ち込みがうまくいかない」「ミックスで音が前に出てこない」と感じたら、プロから直接学ぶのが最短ルートです。

Music Hearts(ミュージックハーツ)は、現役プロが教えるDTMオンラインスクール。マンツーマンレッスンで、あなたの曲・あなたのDAW環境に合わせた指導が受けられます。

  • ドラム打ち込みのリアル化テクニック
  • AD2のパラアウト設定とミックス手法
  • プロが使うベロシティ/タイミングの調整術

無料体験レッスンで「独学との違い」を実感してみてください。

※ 無料体験レッスンはオンライン(Zoom)で実施。所要時間は約60分です。
※ 体験レッスン参加で「DTM超攻略マニュアル」等の特典あり。


まとめ:AD2はどれを買うべき?

最後に、あなたの状況に合わせた3つの選択肢を提示します。

🎯 とりあえず始めたい人 →

Custom(3ADpak)

  • 予算:セール時 ¥12,900〜
  • 作るジャンルが1つに決まっている
  • まずAD2を試してみたい

  サウンドハウス

PluginBoutique

⭐ 迷ったらこれ →

Custom XL(6ADpak)

  • 予算:セール時 ¥25,700〜
  • 複数ジャンルを制作する
  • 長く使いたい・追加購入の手間を省きたい

サウンドハウス PluginBoutique

🔥 全部入りが欲しい人 →

Custom XXL(9ADpak)

  • 予算:セール時 ¥39,600〜
  • プロ・セミプロで幅広いジャンルをカバー
  • ADpak選びに時間をかけたくない

サウンドハウス
PluginBoutique

筆者のイチ推しはCustom XL。6つあれば、ほとんどのDTMerのニーズをカバーできます。


よくある質問(FAQ)

AD2は無料で試せますか?

AD2本体のフリー版はありません。ただし、XLN Audio公式サイトからデモ版(全機能を一定期間使用可能)をダウンロードできます。購入前に操作感を確認したい方はぜひ試してみてください。

セールはいつありますか?

年間最安はブラックフライデー(11〜12月)で50〜55%OFF。それ以外にも春・夏に30〜40%OFFセールが年数回あります。Plugin Boutiqueでは無料ギフトプラグインが付くので、セール+ギフトで実質最安になることも多いです。

Superior Drummer 3とどっちがいい?

目的が違います。制作スピード重視・CPU負荷を抑えたいならAD2、生ドラムのリアリティを追求するならSD3。予算があれば併用が最強です。AD2でデモを作り、本番のみSD3で差し替えるプロも多いです。

Cubase付属のGroove Agent SEとの違いは?

Groove Agent SEは汎用ドラム音源で、AD2は専用設計のドラム音源です。音質・プリセットの数・内蔵エフェクトの品質・ADpakによるジャンル特化など、すべてにおいてAD2が上です。Groove Agent SEで物足りなくなったらAD2への移行をおすすめします。

ADpakは後から追加できますか?

はい。単品で¥6,600〜(セール時¥3,300〜)で追加購入できます。ただし、パッケージ(Custom/XL/XXL)で買うほうが1ADpakあたりの単価は安くなります。

Apple Silicon(M1〜M4)に対応していますか?

はい。AD2 v2.5以降でApple Siliconにネイティブ対応済みです。VST/VST3/AU/AAXすべてのフォーマットで動作します。


次の記事も、きっとあなたのお役に立ちます。気になる方はこちらからチェック!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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