昔の音を再現したいDTMer必見!1960〜2020年代のミキシング・マスタリング技術と名機まとめ

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tetsu7017
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音楽制作では、時代ごとにEQ(イコライザー)・コンプレッサー・リバーブという基本処理の使い方が変化してきました。本記事では、各年代の代表的音源と技術的特徴、さらに代表機材も含めて整理します。

本記事で紹介する内容は一例であり、他にもさまざまな方法や考え方があります。目的や状況に応じて柔軟に取り入れてください。

クリックして読める「目次」

年代別:代表音源とミキシング・マスタリング特徴

フェイダー
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時代代表音源特徴と技術傾向
1960年代The Beatles「Abbey Road」、
Beach Boys「Pet Sounds」
テープ録音中心。中域重視で温かみのある音。
リバーブ(プレート・エコーチャンバー)多用、定位も比較的シンプル。
1970年代Pink Floyd「The Dark Side of the Moon」、
Fleetwood Mac「Rumours」
アナログ卓(Neve/APIなど)で音作り。
空間感と深みを重視。ミックスの“奥行き”を意識。
1980年代Michael Jackson「Thriller」、
Prince「Purple Rain」
デジタル機器導入。
ゲートリバーブドラムが象徴的。
高域の鮮明さやステレオ感を強調。
1990年代Nirvana「Nevermind」、
Mariah Carey「Daydream」
クリアでパンチのある音。
リバーブは控えめ。
音の分離と明瞭感を重視。
2000年代Daft Punk「Discovery」、
Linkin Park「Hybrid Theory」
DAW+プラグイン主体の制作。
マルチバンドEQ/コンプで音圧と透明感を両立。
2010〜2020年代Adele「21」、
Billie Eilish「When We All Fall Asleep…」、
Taylor Swift「Midnights」など
音圧競争の極点化。
AI補正・自動化も導入。
リバーブは控えめで “近さ” を意識する傾向。

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代表機材と処理傾向:EQ/コンプ/リバーブ

エフェクター
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区分代表機材その役割・特色
EQPultec EQP-1A、
Neve 1073、
API 550A、
SSL “Black Knob” EQ、
FabFilter Pro-Q など
初期は真空管・パッシブ型で“音色付け”が重要。
後年はパラメトリック化、モデリング、動的EQ導入。
(参照:The History of EQ in the Studio)
コンプレッサー/
ダイナミクス処理
Fairchild 670、
Teletronix LA-2A、
Urei 1176、
dbx 160、
SSLバスコンプ、
マスタリング用リミッター
60〜70年代は温かく滑らかな圧縮。
80年代以降はパンチやまとまりを意識。
ラウドネス戦争期には強い圧縮・リミッティング。
(参照:The History of Compressors)
リバーブ/
残響
EMT 140 プレート、
スプリングリバーブ、
AMS RMX16、
Lexicon 224/480L、
Altiverb、Valhalla 系プラグイン
初期は物理プレート・エコーチャンバー。
80年代以降デジタル・アルゴリズミックリバーブ全盛。
2000年代以降、コンボリューションや
質感重視のリバーブも普及。

補足事例:

  • SSL 4000 シリーズの “Listen Mic” 回路に起因するゲートリバーブの誤作用が、Phil Collins の “In the Air Tonight” ドラムに応用されたという逸話もあります。
  • “Wall of Sound” 制作手法では重層オーバーダビングとともにエコーチャンバーを活用し、密度あるサウンドを作り出したという説明もあります。

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1960〜2020年代のミキシング/マスタリング主要機材リスト

コンソール スイッチ

EQ・コンプレッサー・リバーブを中心に、代表的モデルとその特徴を表にまとめました。
(※プロフェッショナル現場での象徴的機材を抜粋)

1960年代:アナログ黎明期(温かみと丸み)

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区分代表機材特徴
EQPultec EQP-1A
真空管EQ。高域のシルキーなブースト。低域の厚み。 サウンドハウス
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コンプレッサーFairchild 670
滑らかで温かい真空管圧縮。ボーカルに最適。 サウンドハウス
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Teletronix LA-2A
サウンドハウス
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リバーブEMT 140 Plate Reverbプレート方式。艶のある残響。60年代ポップの象徴。

1970年代:ロック黄金期・テープサウンド

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区分代表機材特徴
EQNeve 1073太く音楽的。ロック定番のアナログコンソールEQ。
API 550A
サウンドハウス
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コンプレッサーUrei 1176速いアタックでパンチを出す。ドラムやベースに。
dbx 160
リバーブAKG BX20深みのあるプレート+スプリング残響。
EMT 250(初期デジタル)

1980年代:デジタル革命とリバーブ全盛

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区分代表機材特徴
EQSSL 4000E Channel EQ, Sony Oxford EQシャープで明るいトーン。明瞭感を強調。
コンプレッサーSSL Bus Compressor, Drawmer 1960ステレオバス圧縮で“まとまり感”。
リバーブLexicon 224 / 480L, AMS RMX16デジタル特有の透明で広大な空間。ゲートリバーブの象徴。
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1990年代:クリアで精密、CDサウンド

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区分代表機材特徴
EQGML 8200, Avalon 2055クリーンで正確なEQ。高域の伸びを重視。
コンプレッサーManley Vari-Mu, Waves L1 Limiter音圧を上げつつ自然な質感を保持。
リバーブTC Electronic M3000, Lexicon PCM91デジタルながらナチュラルな残響。過剰な深さを排除。

2000年代:DAW主流とプラグイン時代

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区分代表機材/プラグイン特徴
EQFabFilter Pro-Q, Waves SSL G-EQ周波数解析しながら精密補正。アナログ風も可能。
コンプレッサーWaves CLA-76, UAD LA-2A / 1176名機を再現したデジタルモデリング。
リバーブAltiverb, Valhalla Room実空間を再現するコンボリューションリバーブ登場。
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2010〜2020年代:AI・ハイブリッド・ストリーミング時代

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区分代表機材/プラグイン特徴
EQOzone EQ, Neutron 4, Soothe2AI補正・動的EQ。耳障り帯域を自動除去。
コンプレッサーFabFilter Pro-C2, TDR Kotelnikov, Smart:Comp 2透明感・知的圧縮。音圧と自然さを両立。
リバーブValhalla VintageVerb, LiquidSonics Seventh Heavenアナログ感+立体音響対応。Lo-Fi表現も併用。

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各年代における EQ カーブ傾向(周波数帯域別)

うねうね
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時代低域
(〜200Hz)
中域
(200Hz〜3kHz)
高域
(3kHz〜)
総合傾向
1960〜70年代やや強調、丸み重視主役帯域として温かみを重視控えめにロールオフ中域中心で温かく、定位や厚みを重視
1980年代キック/ベースのアタック重視中域はやや整理ぎみ高域を明るく “抜け” を強調華やかで広がりを重視したトーン
1990年代低域をタイト化クリア化、不要帯域カット空気感を重視して高域を伸ばす分離感・明瞭感重視の調整
2000年代以降50〜120Hzあたりを補強/制御中域を整理しつつ密度を維持10kHz 以上を適度に強調音圧と透明感を両立するバランス設計
2010〜2020年代サブベースからローを慎重に扱うAI補正や動的EQで帯域移動もあり空気感・ナチュラルさを重視した高域自然さと立体感を兼ね備えた “最適化音質”
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tetsu7017

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出典

  • 「How the 1990s Changed Recording and Music Production」 (Reverb) (reverb.com)
  • 「Mastering Music: A Century Of History」  (Sonarworks)
  • 「The Evolution of Music Production Technology: From Analog to Digital and Beyond」 (Illustrate Magazine)
  • 「Adoption of AI Technology in the Music Mixing Workflow: An Investigation」(Cornel University)(arXiv)
  • 「Solid State Logic SL 4000」(Wikipedia)
  • 「Wall of Sound」(Wikipedia)
  • 「The History Of Compressors In The Studio」(Vintage King)
  • 「The History of EQ in the Studio」(Vintage King)

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まとめと今後の展望

まとめ
  • 各年代を通じて、処理方法や機材が進化してきましたが、「音楽的判断」「リファレンストラックとの比較」は常に重要です。
  • 最近では AI/自動化/プラグイン技術 がミキシング・マスタリング領域にも浸透し始めています。たとえば AI 補正ツールや自動マスタリングなども議論されています。
  • 一方で、古典機材の“個性”を模擬するアナログモデリングやハイブリッド制作スタイルも根強く残っています。

次の記事も、きっとあなたのお役に立ちます。気になる方はこちらからチェック!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

副業マルチクリエイター
福岡県出身、大阪住み。ブログ歴11年・DTM作曲・AI画像制作・HP制作。SEO検定1級保有。大手IT機器メーカーで機構設計を担当。本業の傍ら、AI×ワンオペで効率的にサイト運営と音楽制作を実践中。このサイトでは、初心者・中級者でもすぐ実践できるIT活用術や音楽制作ノウハウを発信中しています。(このサイトのPV数/月6万、DR20)
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