タグ
Addictive Drums 2 パッド打ち込みを効率化する方法|MPD218 × Note Repeat × Cubase連携を実機検証【2026年版】
広告が当ページに含まれています。

Addictive Drums 2(AD2)でドラムを打ち込むとき、こんな悩みはありませんか?
「ハイハットの連打をピアノロールでコピーするのが地味にめんどくさい」 「グルーブ感が出ずに、打ち込みっぽさが取れない」
筆者はCubase Pro 13 + AD2(Reel Machines ADpak)を使っています。 MPD218を持っていながら、長らくマウス打ち込みだけで済ませていました。
ある日、MPD218のNote Repeat機能をCubaseと同期させてみたところ、 ハイハット連打が数秒で完成し、即興でフィルも追加できるようになりました。
この記事では、その実機検証で確認した設定手順をスクリーンショット付きで解説します。
クリックして読める「目次」
【結論】MPD218 × AD2 × Cubaseの組み合わせで何ができるか
MPD218のNote Repeat機能をCubaseのテンポに同期させると、以下が実現します。
- ハイハット16分連打・32分ロールをパッドを押すだけで入力
- 強く叩けば強く、弱く叩けば弱く→ベロシティが自然に変化
- Swingパッドで調整すれば、Lo-Fiらしいハネたグルーブが即完成
- AD2のどのADpakでも同じ手順で使用可能
▼ AD2をPlugin Boutiqueでチェック
なぜマウス打ち込みだけでは限界があるのか
マウス打ち込みは「精密に作れる」反面、2つの弱点があります。
弱点①:連打・ロールに時間がかかる
16分のハイハットを1小節分作るには、16個のノートをコピー&ペーストする必要があります。 フィルを後から追加するたびに、同じ作業が繰り返されます。
弱点②:ベロシティが均一になりやすい
コピーしたノートはベロシティが同一値になります。 人間らしいグルーブを出すには、後からベロシティを一つずつ手動編集する必要があります。
MPD218のNote Repeat+Swing機能を使えば、この2つが同時に解決します。
Cubase MIDIポート設定(接続確認)
まず、CubaseがMPD218を正しく認識しているか確認します。
手順
- Cubaseメニュー「スタジオ」→「スタジオ設定」を開く
- 左ペインの「MIDIポートの設定」をクリック
- 以下の状態になっていれば接続完了
スクロールできます
| デバイス | I/O | 状況 |
|---|---|---|
| Windows MIDI | イン:MPD218 | アクティブ ✓ |
| Windows MIDI | アウト:MPD218 | アクティブ ✓ |
ポイント:「All MIDI」にもチェックが入っていれば、どのトラックでもMPD218からの入力を受け付けます。
【核心】MPD218 Note RepeatをCubaseテンポに同期させる方法
MPD218のNote RepeatをCubaseテンポに同期させるには、Cubase側からMIDIクロックをMPD218に送る設定と、MPD218側を外部クロックモードにする設定の2ステップが必要です。
ステップ1:CubaseのMIDIクロック送信設定
- Cubaseメニュー「トランスポート」→「プロジェクト同期設定」を開く
- 「Send先」タブをクリック
- 「MIDIクロック出力先」のMPD218にチェック
- 「MIDIクロックをプロジェクトに追従させる」にチェック
ステップ2:MPD218を外部クロックモードにする
- MPD218本体の「NR Config」ボタンを長押し
- PAD 15「EXT.CLOCK」を押す(赤く点灯すれば外部クロックモード)
これでCubaseのテンポがMPD218に送信され、Note Repeatが同期します。
ステップ3:Note Repeatで連打入力
- Cubaseの再生ボタンを押す
- MPD218の「NOTE REPEAT」ボタンを長押し
- 長押ししたまま、演奏したいパッドを長押し
- 同時にPAD 1〜4でTime Divisionを選択
スクロールできます
| PAD | Time Division | 用途 |
|---|---|---|
| PAD 1 | 1/4 | 4分音符 |
| PAD 2 | 1/8 | 8分音符 |
| PAD 3 | 1/16 | 16分音符(ハイハットに最適) |
| PAD 4 | 1/32 | 32分音符(ロール) |
| PAD 5〜8 | 3連符 | シャッフル系 |
AD2 MIDIマップの確認
MPD218をAD2に接続した場合、デフォルトのMIDIマップのままで主要なドラムパーツが正しいパッドに割り当たります。
AD2の主なMIDIノートアサイン(デフォルト):
スクロールできます
| ドラムパーツ | MIDIノート |
|---|---|
| キック | C1(36) |
| スネア | D1(38) |
| ハイハット(クローズ) | F#1(42) |
| ハイハット(オープン) | A#1(46) |
| ライドシンバル | D#2(51) |
確認方法:AD2内の「MIDI」タブを開くと現在のマッピングが確認できます。ADpakによってマップが異なる場合があるため、初回は必ず確認してください。
実践:Lo-Fiビートの打ち込みワークフロー(Reel Machines使用)
AD2のMIDIパターンをベースビートに、MPD218パッドをフィルイン専用に使い分けるのがビートメイクの定番です。
この役割分担がポイントです。AD2のグルーブで「プロ品質のベースビート」を担保しておき、MPD218では「短いフィル(2〜4拍)だけ叩く」ので、演奏が苦手な方でも失敗しにくい構成になっています。
ステップ1:AD2のグルーブを下地に使う
AD2内蔵のBeatsブラウザからお気に入りのパターンをCubaseのMIDIトラックにドラッグ&ドロップ。基本のビートパターンを数秒で用意します。
Reel Machinesの場合:「PATTERNS」タブにLo-Fi向けのゆったりしたGrooveが複数収録されています。まずここから好みのビートを選ぶと作業が速く進みます。
ステップ2:Note Repeatでハイハットを録音する
既存のハイハットパートをミュートし、MPD218のNote Repeat(1/16、Swing 56%)で叩いて上書き録音します。人間の叩いたベロシティのブレがそのまま録音され、均一にならない自然なグルーブが生まれます。
ステップ3:フィルインをオーバーダブで追加する
スネアパッドを叩いてリアルタイムでフィルを追加します。
⚠️ クオンタイズ(Q)はかけないのが基本です。
MPD218のNote RepeatはCubaseのMIDIクロックと同期済みで、さらにSwing設定により8分音符の裏拍が自然にずれた「ノリのあるグルーブ」が既に録音されています。ここにCubaseのクオンタイズをかけると、MPD218のSwingが無視されてストレートなグリッドに強制修正され、せっかくのノリが失われます。
スクロールできます
| 操作 | クオンタイズ |
|---|---|
| Note Repeat録音後 | 不要(Swing込みで完成している) |
| 手動パッド打ち(Note Repeatなし)の修正 | 必要な場合のみ:クオンタイズパネルで「Swing 60%」を適用 |
フィルイン3パターン(MIDIノート番号付き)
スクロールできます
| フィル種類 | MPD218の操作 | MIDIノート |
|---|---|---|
| スネアロール | Note Repeat(1/16)+スネアパッド長押し | 38 / 40 |
| クラッシュアクセント | 強打1回 + ハイハットオープン | 49 / 46 |
| ハイハット連打フィル | Note Repeat(1/32)+ハイハットパッド | 42 |
フィルが上手く叩けなくても大丈夫:AD2のベースビートが土台にあるので、フィルが多少ずれても成立します。気になるノートはCubaseのキーエディターで後から修正すればOKです。
ステップ4:ピアノロールで微調整
ベロシティが極端に飛んでいるノートだけ手動で修正します。Note Repeatで録音したノートのベロシティのバラつきはあえて残すのがLo-Fi感のポイントです。均一にしてしまうと機械的な印象になります。
パッド入力 vs ピアノロール編集の使い分け
両方を使い分けるのが最も効率的です。
スクロールできます
| 用途 | おすすめ手段 |
|---|---|
| ハイハット連打・ロール | Note Repeat(パッド) |
| 即興フィル追加 | リアルタイム入力(パッド) |
| キックのタイミング精密調整 | ピアノロール |
| ベロシティの均一化 | ピアノロール |
| 複雑なポリリズム | ピアノロール |
気になる点・デメリットの実態
「Note Repeatがテンポと合わない」
Cubaseの再生ボタンを押していない状態で操作している場合がほとんどです。再生中でないとMIDIクロックが送信されません。必ず再生中に操作してください。
「MPD218のパッドが反応しすぎる(ダブルトリガー)」
パッドの感度設定で解決します。MPD218 Editorの「Pad Sensitivity」でVelocity Curveを「Soft」に変更すると改善されます。
「Cubase再起動後に設定がリセットされる」
プロジェクト同期設定はCubaseプロジェクトファイルに保存されます。テンプレートプロジェクトに設定を保存しておくと毎回の手間がなくなります。
▼ Addictive Drums 2をチェックする
まとめ:結局どちらを先に買うべき?
パターン①:AD2だけ持っている方
→ MPD218を追加するとNote Repeatが使えるようになり、打ち込み効率が大きく上がります。
パターン②:MPD218だけ持っている方
→ AD2を追加すると音質とADpakの豊富さで表現力が格段に上がります。
パターン③:両方持っていてまだ組み合わせていない方
→ この記事の手順(MIDI Clock送信 → EXT.CLOCK設定)を試してください。設定は5分で完了します。
よくある質問(FAQ)
MPD218以外のMIDIパッドでも同じ設定で使えますか?
Note Repeat機能と外部MIDIクロック受信に対応しているパッドであれば同様の手順で使えます。ただしNote RepeatはMPD218(およびAKAI MPDシリーズ)の固有機能のため、他メーカーのパッドには搭載されていない場合があります。
Cubaseのバージョンによって設定画面が違いますか?
この記事はCubase Pro 13で確認しています。「プロジェクト同期設定」はCubase 10以降であれば同じメニュー構成です。
AD2のどのADpakでも同じ手順で使えますか?
はい。MIDIクロック同期の設定はDAW側とMPD218側の設定のみで完結するため、ADpakの種類に関わらず同じ手順で使えます。
Note RepeatはCubase録音中に使えますか?
使えます。Cubaseの録音ボタンを押した状態でNote Repeatを操作すると、連打したノートがそのままMIDIトラックに録音されます。
次の記事も、きっとあなたのお役に立ちます。気になる方はこちらからチェック!
あわせて読みたい


Addictive Drums 2 おすすめはCustom XL一択!設計者が6つのADpakを本気で選んだ結果
Addictive Drums 2のおすすめはCustom XL。IT機器メーカーの設計者が実際にCustom XLを購入し、6つのADpakを本気で選んだ結果をレビュー。ADpak診断・悪い評判の真実・セール情報・SD3/EZD3比較まで完全網羅。
あわせて読みたい


AKAI MPD218 レビュー|セットアップからCubase設定まで機構設計者が解説
AKAI MPD218をCubase Pro 13で実際に使った機構設計者が、セットアップ手順・Groove Agent SE連携・ダブルトリガーの対処法・MPD226との違いまで正直に解説。ドライバ不要で3分で使い始められる1.3万円台のパッドコントローラーです。
あわせて読みたい


AKAI MIDIMIXをCubase専用機へカスタマイズ 【脱・Ableton専用】
「Ableton専用でしょ?」と敬遠されがちなAKAI MIDIMIXを、Cubase専用の最強コンソールに改造するハック術。2万円の投資を無駄にしない、実戦的なマッピングと時短テクニックを公開します。
あわせて読みたい


DTMのドラム打ち込みがめんどくさい!を簡単に解決する方法とおすすめ音源
「ドラム打ち込みがめんどくさい…」その原因は5タイプ。Cubase付属Groove Agent SEの活用法から、筆者愛用Addictive Drums 2、無料MIDIパターン素材まで、原因別に最適な解決策を設計者目線で解説。DAW・ドラム音源の比較表付き
プラグイン関連記事
- Scaler 3レビュー|コード進行の悩みが一瞬で消える作曲ツール【初心者〜中級者の必須プラグイン】
- Ample Guitar LP 4レビュー!【ギター弾けなくてもOK】最短でプロ級ロックを作る方法
- MODO BASS 2 レビュー:物理モデリングが変える「ベース打ち込み」の常識
- DTM初心者必見!2025年版・人気プラグインを最安で買う完全ガイド
- レッド・ツェッペリン風 をDTMで構築する:各パート音作りテクニカルガイド
- 昔の音を再現したいDTMer必見!1960〜2020年代のミキシング・マスタリング技術と名機まとめ
- RC-20 Retro Colorの評判|Lo-Fiサウンドを一瞬で作れる定番エフェクトは買い?【初心者向け】
- タグVSTプラグイン
最後まで読んでいただきありがとうございました。

IT機器設計者tetsu7017監修ナビ
🤖 DTMお悩み解決ロボ
あなたの「作品を完成させたい」を最短ルートで解決します。
今、一番の壁は何ですか?




