簡単にファイルを整理・管理する方法【DTM・Cubase初心者向け】

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初心者向け!Cubaseファイルを簡単に整理・管理する方法
tetsu7017
このサイトの管理者・副業マルチクリエーター
福岡県出身、大阪住み。ブログ歴11年・DTM作曲・AI画像制作・HP制作。SEO検定1級保有。大手IT機器メーカーで機構設計を担当。
本業の傍ら、AI×ワンオペで効率的にサイト運営と音楽制作を実践中。このサイトでは、初心者・中級者でもすぐ実践できるIT活用術や音楽制作ノウハウを発信中しています。(このサイトのPV数/月6万)AIやITツールを活用しながらブログやオリジナル曲の配信を楽しんでいます。
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パソコンの中で、MIDIデータ、音源ファイル、プロジェクトファイル……気がつけばフォルダが迷子。
筆者も昔は「このファイル、どの曲のだっけ?」と探し回って冷や汗をかいたことが何度もありました。

でも、ほんの少し“整理の習慣”を変えただけで、
制作のたびに発生していた「ファイル探し→ストレス」の悪循環がなくなり、
「どこに何があるか一瞬でわかる」あの軽さを手に入れられたんです。

整理整頓は、どんな仕事や作業にも共通する土台。
このガイドでは、Cubase初心者でも今日から使える“シンプルで続けられる管理方法”を、迷子経験者の視点でわかりやすく紹介します。

この投稿の対象者
  • DTM とくに Cubase を始めたばかりで、ファイル管理の迷子になりがちな方。
    「どのフォルダに入れたっけ……?」と作業が止まってしまう経験がある人向け。
この投稿を読むメリット
  • 「プロジェクトごとに整理する」基本のフォルダ構成が自然と身につく。
    • 迷わない土台ができるので、制作スピードが安定します。
  • サンプルやプリセットを一括管理できる MediaBay の効率的な使い方がわかる。
    • “探す時間ゼロ”に近づく便利技を紹介。
  • 不要ファイルの整理・バックアップまで、後悔しない管理方法が理解できる。
    • PCトラブルでも慌てずに済む安全な運用が身につきます。

“今日からできる整理術”を、迷子経験者の目線でわかりやすく紹介します。
「ファイル探しゼロ」のDTMライフへ。一緒に始めましょう。

実例はCubase Pro 13 (Windows)です。

クリックして読める「目次」

Cubaseおすすめのファイル構造構成

ファイル

同じプロジェクト(楽曲)のプロジェクトファイル(拡張子.cpr)は同じフォルダに保存していきます。


ファイル

このプロジェクトフォルダの中にその中にoldというフォルダを作成していらなくなったファイルを念のため保存しています。


ファイル

エクスプレッションマップファイルは、デフォルトだとプロジエクトフォルダの中に置くことになります。今後も別のプロジェクトで使用しますので、マップ用フォルダをプロジェクトフォルダ外に作成しそこに保存しています。

広告の下に記事が続きます

Cubaseファイル管理ツール

Cubaseには、メディアベイ以外にもいくつかのブラウジングツールがあります。それぞれ特定の目的に特化しており、作業内容に応じて使い分けることができます。

よく似ているのでその用途と特徴をまとめてみました。

MediaBay(メディアベイ)

  • 用途:PC全体で使用可能なすべてのメディア(オーディオ、MIDI、プリセット、ループなど)を一元的に管理できます。
  • 特徴:詳細な検索機能(テンポ、ジャンル、楽器名など)を有します。タグ付けやフィルタリング。サンプルやトラックプリセットの試聴機能もあります。

MediaBayの使い方

MediaBayの操作方法

STEP
MediaBayを開く
メニューのメディアMediaBay選択

「メディア」→「MediaBay」を選択すると、別ウインドウでMediaBayが起動します

STEP
MediaBayが起動する
MediaBay画面
「MediaBay」ウインドウの全景です

左側にあるファイルブラウザーで検索範囲を設定できます

STEP
メディアの種類を選択
メディアの種類の選択

メディアファイルを選択することで、ファイル検索の絞り込みができます。

なおインストゥルメントプラグイン(ソフトシンセ音源)の音色を確認したい場合には「プラグインプリセット」を選択するとよいです。

MediaBayを使っているとプリセットの名前に英文字省略があります。詳細はMediaBayプリセット略語についての記事を参照してください。

MediaBayでのメディアファイル試聴のやり方

STEP
素材を選択する
MediaBay

素材を選択します。素材種別のアイコン表示が分かりにくいです。アイコンについては後述しているので参照お願いします。


MediaType

もしくはスクロールバーを右に動かすと「MediaType」で素材種別が確認できます。

STEP
オンスクリーンキーボードタイプを変更する
オンスクリーンキーボード

右下「●」を押すと、PCキーボード表示と鍵盤の切り替えができ、演奏できます。

STEP
鍵盤表示の場合の切り替え
鍵盤とベロシティーレベル

「◀」を押すと「ベロシティーレベル」を変えることができます。


鍵盤下のボタン

鍵盤下の長方形ボタンを押すと、オクターブが変わります。

オクターブのオフセット

メディアファイル(Media Type)のアイコン

ネットで調べてもアイコンの意味を掲載しているものがなく、よくわからなかったので主要なメディアファイルアイコンとその試聴方法をまとめてみました。

追加したインストゥルメントプラグイン(ソフトシンセ音源)やエフェクトのプリセットがMediaBayで見つけられない?!

tetsu7017

最初は「え、プリセットどこ!?」って本気で焦りました…。MediaBayに出てこないと、使えないのかと思っちゃいますよね(汗)

追加した外部インストゥルメント(ソフトシンセ音源)VSTやエフェクトVSTのプリセットをメディアベイで表示させるにはご自身での登録が必要です。なお内部(バンドル)インストルメントVSTやエフェクトVSTのHALionSonicやPadShopのプリセットは登録なしのデフォルトで見ることができます

インストゥルメントやエフェクトのプリセット登録方法

STEP
プラグインを立ち上げる
  1. プロジェクト内で目的のプラグインを立ち上げ、設定を行います。
  2. プリセットとして保存したい音色やエフェクトの設定を調整します。
STEP
プラグイン内でプリセットを保存
プラグイン表示
  1. プラグインウィンドウの上部バーにある「▼」アイコンをクリックします。
  2. 「プリセットを保存…」を選択します。
STEP
プリセット情報を入力
MediaBay
  • 「新規プリセット」: 自分がわかりやすい名前を入力します。
  • 「属性インスペクタ-を表示」: 必要に応じてカテゴリやタグを設定すると、後で検索が容易になります。
  • これにより、Cubaseのプリセットライブラリに保存されます。
STEP
MediaBayのスキャン
MediaBayスキャン
  • 保存したプリセットがMediaBayに表示されない場合は、MediaBayで該当フォルダを再スキャンします。
  • MediaBayを開き、左側のブラウザーから「VST Sound」または保存先のフォルダにチェックを入れてスキャンを実行してください。
  • Cubase互換形式: プリセットは、.vstpreset形式で保存される必要があります。Cubase以外で保存された形式はMediaBayで認識されないことがあります。
  • 保存先のフォルダ: Cubaseのプリセットは通常、以下のフォルダに保存されます。
    • Windows: Documents\VST3 Presets
    • Mac: ~/Library/Audio/Presets/
  • 他のプラグインからCubaseにプリセットをインポートする場合、このフォルダに手動でコピーすることで認識されることがあります。

プール

  • 用途: Cubaseのプロジェクト内で使用されるメディアファイル(オーディオ、ビデオなど)を管理するための機能です。
  • 特徴:プールウィンドウを通じて、プロジェクト内のすべてのメディアファイルを閲覧、整理、編集することができます。

プールの起動方法

プールを開く
メニューバーのメディアプールを開く

「メディア」→「プールを開く」を選択すると、別ウインドウでプールが起動します。

STEP
プールが起動する
プールウインドウ
「プール」ウインドウの全景です

「プール」が立ち上がります。

Loopループブラウザー (Loop Browser)

  • 用途: 主にオーディオループやMIDIループを検索・試聴するために使用します。
  • 特徴:メディアベイよりシンプルなインターフェースとなっています。ループ素材をテンポに合わせて試聴可能です。オーディオループのインスタントアクセスという機能位置づけです。

Loopブラウザーの起動方法

STEP
Loopブラウザーを開く

「メディア」→「Loopブラウザー」を選択します。

STEP
Loopブラウザーが起動する
「Loopブラウザー」ウインドウの全景です

「Loopブラウザー」が立ち上がります。

Soundサウンドブラウザー (Sound Browser)

  • 用途: VST音源やエフェクトのプリセットを検索・選択する目的で使用します。
  • 特徴:VSTインストゥルメントのプリセットを試聴しながら選べます。また音色をカテゴリやキーワードで素早く検索できます。特にソフトシンセの音色選択に最適です。

Soundブラウザーの起動方法

STEP
Soundブラウザーを開く
メニューバーメディアsoundブラウザー

「メディア」→「Soundブラウザー」を選択します。

STEP
Soundブラウザーが起動する
Soundブラウザ
「Soundブラウザ」ウインドウの全景です

「Soundブラウザー」が立ち上がります。

VSTプラグインマネージャー

  • 用途: 使用可能なエフェクトやソフトシンセを一覧表示したいときに使用します。
  • 特徴:プラグインのカテゴリ分けや検索機能があります。エフェクトやソフトシンセをトラックにドラッグ&ドロップで追加可能です。

VSTプラグインマネージャーの起動方法

STEP
VSTプラグインマネージャーを開く
メニューバーVSTプラグインマネージャー

「スタジオ」→「VSTプラグインマネージャー」を選択します。

STEP
VSTプラグインマネージャーが起動する
VSTプラグインマネージャー
「VSTプラグインマネージャー」ウインドウの全景です

「VSTプラグインマネージャー」が立ち上がります。

ツールの使い分け

各ツールのおすすめの使い分けは下記になります。

  • 幅広い素材を管理・検索したい場合 →メディアベイを使用。筆者はこれをメインで使用しています。
  • ループ素材に集中したい場合 →ループブラウザーが便利。 ループでの曲作りが主な方に。
  • 音色やエフェクトのプリセットを選択する場合 →サウンドブラウザーを使用。

これらのツールを適切に使い分けることで、Cubaseでの作業効率がさらに向上します!

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サーデパーティ製のサンプル管理ツール

tetsu7017

以下にご紹介するツールはCubase以外のDAWでも使用可能です

ADSR Sample Manager 【おすすめ】

ADSR Sample Manager

ADSR Sample Manager とは、サンプル音源を一括管理・検索・試聴できる有料ソフト(プラグイン)です。DTMを続けていると、キック・スネア・パーカッション・FX・ボーカルチョップ…と、フォルダが雪だるま式に増えますよね。

ADSR Sample Manager
フォルダ指定すれば自動でタグ付け

あれを“秒で見つけ出せる状態”にしてくれるのがこのツールです。サンプルを“探す時間”をごっそり削って、クリエイティブに使う時間を増やすための武器です。

tetsu7017

お目当てのオーディオファイルが簡単にみつけられるので
とっても便利です。

Loopcloud

有料のサンプル(サンプリング音源)サイトです。以前のFreeプランはなくなってます。Loopcloud SoundsというVSTプラグインが提供されています。Loopcloudで購入したサンプルだけでなくPC内に格納・保存しているすべてのサンプルを管理できるVSTです。こちらもあまり使っておらず詳しくありませんので、ここではダウンロードサイトを紹介するのみにします。

ダウンロードサイトをもっと見る

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筆者の考え

整理整頓は頭ではわかっていても、制作を始めるとつい後回しになりがちです。筆者も作曲に集中していると、気づけばサンプルが山積みになり「あとでやろう…」の繰り返しでした。

オーディオファイルに限られますが、自動でタグをつけてくれる ADSR Sample Manager のようなツールは本当に助かります。検索が一瞬で終わるだけで、作業のリズムが途切れず、結果的に時短にもつながります。

制作に集中するための“仕組み化”として、こうしたツールをうまく取り入れるのも一つの手だと感じています。

DTMerさん

プラグイン選びで迷いやすい時期こそ、
こちらもあわせて読むとスッと決まります。

初心者でも扱いやすく、人気でコスパが良いプラグインだけを厳選して紹介しています。

まとめ

tetsu7017

わかります、つい散らかりがちですよね。でも整理整頓するだけで、作業がグンとスムーズに!ミスも減って、集中力もアップしますよ。

Cubaseは多機能なDAWですが、すべての機能を使いこなす必要はありません。​自身の制作スタイルや目的に合わせて、必要な機能を選択し、効率的に活用することが重要です。​

素材管理の効率化

  • MediaBay: 音色やエフェクトなどの単体素材を一元管理できます。​独自の命名規則(例:メーカー名+音源名)を設定することで、検索性が向上します。
  • トラックプリセット: トラック単位での設定(エフェクト、EQ、音源など)を保存・再利用できます。​プロジェクトごとにフォルダ分けして管理することで、再利用やテンプレート作成が容易になります。 ​

作曲支援機能の活用

  • コードトラック: コード進行を視覚的に管理・編集できます。​コードアシスタントを利用すれば、コードの候補を提案してくれるため、音楽理論に自信がない方でも直感的に作曲を進めることが可能です。 ​
  • コードパッド: 指一本でコードを鳴らすことができ、プリセットを利用することで、さまざまなコード進行を簡単に試すことができます。
  • スケールアシスタント: メロディとコードの整合性を視覚的に確認しながら制作を進めることができます。​コードトラックと連携することで、ノートイベントをスケールに一致させることが可能です。

すべての機能を網羅しようとするのではなく、自分にとって必要な機能を見極め、段階的に習得していくことが、Cubaseを効果的に活用する鍵となります。


次の記事も、きっとあなたのお役に立ちます。気になる方はこちらからチェック!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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独学できる人とは

DTMを独学できる人と、難しい人の特徴を整理したチェックリストを作成しました。自分がどちらに近いかを判断する参考にしてください。

スクロールできます
 独学できる人の特徴 独学が難しい人の特徴
自分で調べる習慣がある(検索力・英語資料も活用できる)
コツコツ続ける粘り強さがある
小さなゴールを設定して達成感を積み上げられる
手を動かしてコードを書き、試行錯誤を楽しめる
分からないときに質問できる(SNSやコミュニティ利用)
学んだことを整理・アウトプットする習慣がある
エラーやつまずきで挫折しやすい
ゴール設定が曖昧で「どこから始めればいいか」迷い続ける
受け身で「正解を教えてほしい」と思いがち
学習の優先順位づけが苦手で継続できない
情報が多すぎて比較・選択できず混乱する
孤独に学ぶのが苦痛でモチベーションが下がる

独学はちょっと難しいかも…

チェックリストで ‘独学はちょっと難しいかも…’ と感じた方も安心してください。
DTMは一人で悩むより、伴走してくれる環境に身を置くことでグンと成長できます。
もし効率的に学びたいなら、プロの講師がサポートしてくれる DTMスクール を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

副業マルチクリエイター
福岡県出身、大阪住み。ブログ歴11年・DTM作曲・AI画像制作・HP制作。SEO検定1級保有。大手IT機器メーカーで機構設計を担当。本業の傍ら、AI×ワンオペで効率的にサイト運営と音楽制作を実践中。このサイトでは、初心者・中級者でもすぐ実践できるIT活用術や音楽制作ノウハウを発信中しています。(このサイトのPV数/月6万、DR20)
AIやITツールを活用しながらブログやオリジナル曲の配信を楽しんでいます。リタイア後も自由な時間を活かして充実した人生を目指しています。
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