Cubaseエクスプレッションマップの罠:意図しない初期アーティキュレーションの回避法

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Cubaseエクスプレッションマップの罠:意図しない初期アーティキュレーションの回避法
tetsu7017
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福岡県出身、大阪住み。ブログ歴11年・DTM作曲・AI画像制作・HP制作。SEO検定1級保有。大手IT機器メーカーで機構設計を担当。
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この投稿の対象者
  • Cubaseのエクスプレッションマップを使用していて、最初からアーティキュレーションが設定されてしまい、困っている方
この投稿を読むメリット
  • エクスプレッションマップを使用したアーティキュレーションを正しく運用できます<

実例はCubase Pro 13 (Windows)です。

tetsu7017

原因が不明で、エクスプレッションマップの代わりにキースイッチのMIDIノートでアーティキュレーションを指示することもありました。

最初からアーティキュレーションが適用される現象

外部インストゥルメントVSTプラグイン

外部インストゥルメントVSTプラグインの琴です。C0のshot(ショット)のアーティキュレーションが適用され続けており、琴のshot(短い音)が演奏されてしまいます。上記スクリーンショットのキーロールを見るとC0がオンの状態になってます。

原因究明

アーティキュレーションのタイプの確認

「エクスプレッションマップ設定」ウインドウを確認

「エクスプレッションマップ設定」ウインドウを確認。アーティキュレーションの「タイプ」が「属性」になっているので、問題ない。

「タイプ」には「奏法指示」または「属性」があります。

  • 奏法指示:一度設定すると、次に別の奏法が指定されるまで継続して適用されます。
  • 属性:各MIDIノートに個別に適用され、特定のノートにのみ影響を与えます。

参考までにアーティキュレーション設定の記事も参照お願いします。

ラッチモードの確認

ラッチモード確認

ラッチモードはオフになっているので、問題ありません。

ラッチとは、一度オンにすると状態を保持する仕組みを指します。Cubaseのエクスプレッションマップでラッチモードを設定すると、演奏中にボタンを押し続ける必要がなくなります。

MIDIデータのアーティキュレーションの確認

下ゾーンのコントローラーレーンで「アーティキュレーション/ダイナミックス」を確認。MIDIデータにもアーティキュレーションが適用されてないので、問題ありません。

確認方法についてはアーティキュレーション設定の投稿を参照してください。


tetsu7017

ChatGPTが推定原因を提案してくれましたが、調査した結果すべてシロ

普段よりChatGPTを活用しています。詳細はChatGPTの記事を参照ください。

原因は自動的に最初のスロットが適用されるため

エクスプレッションマップがロードされたとき、自動的に最初のスロット(C0 shot)が適用されるため

対策は最初のスロットをダミーにすること

最初のスロットに使用しないノートを登録し「リモートキー」列を空白にすることで、そのサウンドスロットを完全に無効化できます。これで不要な「C0 shot」などのアーティキュレーションが自動適用される問題を回避できます。以下の手順で行ってください。

STEP
エクスプレッションマップ設定を開く
該当するインストゥルメントトラックを選択

該当するインストゥルメントトラックを選択します。


トラックインスペクター内の「エクスプレッションマップ」セクションを展開し、「エクスプレッションマップ設定」をクリックします。

STEP
サウンドスロットの確認

「エクスプレッションマップ設定」ウィンドウが開いたら、「サウンドスロット」一覧を確認します。不要なアーティキュレーションが最初のスロットに割り当てられていることを確認します。

STEP
リモートキーの追加変更

「+」を押してサウンドスロットを追加します。


エクスプレッションマップ設定のサウンドスロット拡大

追加したサウンドスロット(例:スロット13)をドラッグして一番上に移動させます。


エクスプレッションマップ設定

リモートキーを未設定(空白)にします。

STEP
設定の保存

変更が終わったら「保存」をクリックしてエクスプレッションマップの設定を保存します。

STEP
インストゥルメントVSTのキーロール設定
VSTのキーロール設定

C0がオンになってますので、クリックしてオフにします。


VSTのキーロール設定
STEP
確認
inspector内エクスプレッションマップ

プロジェクトを再生し、不要なアーティキュレーションが適用されないことを確認します。

まとめ

エクスプレッションマップ設定で空のスロットを用意

一番上のスロットがデフォルトでのアーティキュレーションとして設定されてしまいます。

おすすめの設定

エクスプレッションマップ設定で、サウンドスロットの一番上には空のスロットを用意しておくこと


次の記事も、きっとあなたのお役に立ちます。気になる方はこちらからチェック!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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独学できる人とは

DTMを独学できる人と、難しい人の特徴を整理したチェックリストを作成しました。自分がどちらに近いかを判断する参考にしてください。

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